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100回泣くこと (小学館文庫)100回泣くこと (小学館文庫)
(2007/11/06)
中村 航

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以下ネタバレ注意






何度も読んじゃうんだけど、
その度に泣いてしまう。

これで4回目。
読むの。


でもやっぱり泣いた。




中村航、神。



自分の子供に「航」って名前つけたいくらい神。

ちなみに「なかむら こう」と読む。

そのまま。


彼は非常にやわらかい文章を書く。
その点は(市川)拓司君に近いものがある。


彼の本を読んでいると、

平凡な日々のなかにある小さな幸せを、
おもいっきりクローズアップして貼り付けたアルバムを
温かい紅茶を飲みながら
ソファに座って大好きな人と眺めてる、

そんな気分になる。


つまり、とても幸せなのだ。


ストーリはとってもシンプルだし、
キャラクタもそんなに個性的だったり、突飛なわけではない。

それこそ、


「普通の人たちの最上の幸福」

という感じだろうか。



注:ここからネタバレ









彼は岐阜出身ということで、
作中には実在する川や
おそらく実在しそうなガソリンスタンド(これは他の作品ともリンクする)や
図書館や坂道や地名がけっこう出てくる。

そして主人公の「藤井君」はおそらく
彼の分身のようなものだろう。

この物語のような出来事があったかどうかは謎だが
(もちろんフィクションであるにこしたことはない)
「藤井君」の友人などは、
それこそ中村さんの「履歴書(公式HP参照)」にあるように
波乱万丈な人生を送っているのではないかと想像できる。


物語は、犬とバイクから始まる。

犬のくだりでまず1泣き。
これは泣く。
絶対。


全4章からなる作品だが、

状況が一転するのは第3章。

そこからはあっというまに収束する。


3章だけで99泣きか。


本当にこれは中村さんの
純粋な心理が投影されていて

共感するのが恐いくらい、心情がリアルだ。


普段、仏のようにおおらかでおとなしい(?)「藤井君」が
怒りと悲しみに慟哭するシーン。


壮絶である。




読み終わったあと、

必ず、大切な人に「ありがとう」と言いたくなる小説。


そういって、まず間違いのない作品だろう。


ちなみに中村さんは

激萌えな理系男子である(メガネはまだ、ない)。


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