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部屋に入って電気をつけた。

カーテンの隙間から、街灯の光が覗く。
窓辺に近寄ってしっかりとカーテンを閉め直す。
ついでに鍵が締まっていることも確認する。

窓の横には勉強机が置いてある。
その上に、開いたままの参考書、ノート、辞書。
やらなければいけないことが、埃を被ってこちらを見上げている。
玄関に目を向けると、Eがうずくまったままだった。
部屋の鍵と一緒にテーブルの上に投げた紙を拾い上げる。

「ネコ運輸 ■■ー■■■■ー■■■■」

機械的に印字された数字を、携帯電話に打ち込む。
電話の向こうで、抑揚の無い声が流れた……。

Eはまだ、動かない。




3日後ーー



朝と呼べる時間に来訪者があった。
Kは扉を開ける。
相手は、慣れた手つきで用事を済ませ足早に去って行った。
あとには、1m平方の巨大な箱とKだけが残された。
それがKの企てた計画の始まりだと知るには、Eはまだ眠りから解き放たれてはいなかった。



つづく
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